たまに、お客様から草履を預かって「ぞうり修理」をすることがあります。
先日もこの作業をしたのでご紹介します。
また、知られていないですが「かかとの部品交換」があります。
写真を見てください。すり減った「かかと部分」の部品だけを、簡単に取り替えできます。
左のはボロボロになっていますよね。きもの姿の死角?盲点といえますが、
文字通り裏から直すワザ、ここをメンテナンスしておけば安心で長持ちします。
…部品と交換費あわせて千円くらいです。
◆参考に。和装でお出かけになる時、忘れがちなモノ
久しぶりの和装のとき、つい見落としがちなのが「ぞうり」。
忘れがちですが、消耗品ですので、古くなると糊が弱くなったりハナオがゆるんだりします。
外出中にぞうりが壊れてしまうと、とても惨め!かわいそうです。
靴と違ってまったく使えなくなるので、ぞうりを持って足袋で歩いたり、底革がはがれた時は
引きずるようにして、なんとか移動?という状態になります。
そんな姿を初詣や成人式で見ていますが(昔の映画のように)その場で直すことは困難です。
使う前にぜひチェックして下さいね!
安物でなければ「ハナオ調節」「ハナオ交換」が可能です。
◇和装コート(ショールでも可。防寒・塵よけに。雨には雨コート。)
◇足袋または足袋カバー(汚れたときの交換用。ぬかるんだ道を歩くと小指が汚れます)
◇トイレ用のクリップ(洗濯ばさみ等で袖を留めておくと便利です)