【2】「世間はきものを待っている!」

<第36回 男子も記念日を祝いたい >

男性は女性にくらべてデリケートにできていません。 生物的なものか原因はハッキリしませんが、一般的に言えることと思います。 ですから、記念日をどう感じるかという場合も割とあっさりしています。 感激するどころか晴れ着や記念写真にこだわらない。 逆に自立心が手伝って家族写真は恥ずかしく感じる…少なくとも私はそうでした。

ただ、令和の若者はちょっと違うかも知れません。 イベントを前向きに捉えますし、見た目を気にするオシャレな男子は、かなり多いようです。 先日、昔カテキョしていた子が訪ねてきました。 就職が決まった報告でした。彼とは4〜5年ぶりで、高校時代をはさんでの成長に驚きました。 「男子、三日会わざれば刮目して見よ」とはいいますが、本当に、変わります! 立派になった姿に少しジ〜ンとして、親御さんの気持ちを察することも出来ました。

身近な大人にとって、子供の成長は嬉しいものです。 本人は照れて遠慮するかもですが、男女おなじように祝いたいものです。 ちょっと説教じみますが、精神的な体験は人生の財産になります。 若者の心情として「(記念日は)当たり前の通過点、いよいよこれから。(過去は)振り返らない」 となりがちです。豊かな時代に生まれて、自然と大きくなっただけ、とカン違いさせないように。 記念日をつうじて周りに見えない力がどれだけ働いているか 感じとってもらいたいですね。

お祝いのしかたは考えるだけで楽しいですが、意外なところで着物はいかがでしょう? 現金や道具とは真逆に、おめでたいという気持ち・心がテーマになりますよww


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