【おまけ】オリジナルきもの作り…子供はおり

どこにもない、自分だけの、好みのきものを作ってみたい。 こんな憧れはやっぱりありますよね! こだわり&ぜいたくの一方で、大変高価。 それほど機会がありません。…それが今回実現しました! そこで、モノづくりの流れを紹介いたします。 とっても手間も掛かりますが、楽しい♪ウレシイ♪企画になりました。
2004年8月、構想開始

たくさんの本を参考に、いろいろ見ます。

→こんなカワイイ感じ。子供むけの絵でイメージ。

でも地色は白がいいな。

9月上旬。友禅作家を訪問

京都の手書き友禅作家、高橋翠延先生宅を訪問。10年来のご親交にあまえて、お願いしました。 この日は、先生自ら京都駅まで迎えに来てくださいました! ほんとに頭が下がります。

手描き友禅にはこんな作品があります

写真は先生の作品の一例。
<秋色の訪問着と染め名古屋帯><ヒョウ柄の訪問着>  翠延先生は唐子人形を得意とする、素描の友禅をしておられます。 また、先生のご子息もこの道を歩まれています。これまでにないデザインもチャレンジして おられ、ハイクラスの作品に感服します。
制作の依頼!

さっさく、先生のご自宅での打ち合わせ。 羽織は生地一反から2枚の製作。
テーマは「桃太郎」と「金太郎」に決定です。

9月中旬。下絵完成

反物に直接描くための下絵が出来上がってきました。

背中を中心に、お袖や全体のデザインと出来上がりをイメージした柄付け(位置やバランス)をチェックします。 下絵は枚数がたくさんですが、ここが重要。(上写真:下絵は反物幅の原寸大) こちらから、デザインの修正について変更箇所をお伝えします。二回やりとりをした後、下絵が完成。

いよいよ、手描き染めです!

10月中旬 手描き完了

先生の仕事のはやさ、手技に感謝です。
桃太郎は当初「宝車」でしたが、デザイン変更で写真のように「宝船」になりました。

(白地なので汚れ防止にパールトン加工もしています)

あとは、仕立てるだけ。

11月 完成です!

オリジナルの男児はおりができました。

夢や楽しさが伝わる?

イメージ通りの出来ばえに満足です♪

みなさまのオリジナル依頼も承ります 【詳細はこちら】
電話 (0568)31-7666  メール itomiya@o-cobo.jp
おもに、付下げ・なごや帯・袋帯など。製作日数:4ヶ月〜6ヶ月
(今回のような、子供物やふりそででも可能です。)
※オリジナル製作につきましては、相互の連絡、打ち合わせが大切ですので、
何度か直接お話ができるかた(当店の近郊のかた)が望ましいです。

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