フォーマル着物は5つ家紋付きです。男性の定番といわれるのは 大島つむぎ。ウール(毛)素材のかすりなど。 | きものの上に着るもので、男性はこれがあったほうが断然良い。 羽織ひもを忘れずに。裏地にこだわる事も楽しみ。 | 定番は角帯。ほかに兵児帯(へこおび)も洒落ています。 | (はかま) |
礼装に使います。 | 下駄(げた)草履(ぞうり)雪駄(せった) | (ながじゅばん) |
きものの下に着ます。 | 首の開いたランニングシャツ、Vネックシャツで。 寒い日はズボン下(ももひき)やヒートテックを。 | きんちゃく袋(信玄袋とも言います) 「せんす」や「たすき」はお好みで。 |
●なにが要るの?…最低限、あれば良いのは着物、長襦袢(ながじゅばん)、おび
、腰ひも(2本)、足袋(たび)、下駄(げた)です。
帯・腰ひも・下駄は浴衣に使った物でOK!着物や長襦袢は
タンスの奥からお父さんのものを探してみましょう。(買うのは足袋だけ?)
※こしひも2本は着物と長襦袢をそれぞれ、しばるのに使います。
●男の着物は「永く」使えます。
何十年でも着られるのが男性の着物の利点です。
お祖父さんの物を着ても、きっと不自然ではないですね。
ただしサイズがきっと小さい。多少の寸法直しは出来るので、
一度きもの屋でご相談下さい。ホントは、自分の一枚を作ってほしいのですが(笑)。
●着物のきかた。
男性の着物は女性よりずっと簡単です。帯の結び方だけ覚えましょう。
ポイントは、帯を腰の位置で締めること(腰骨の上)。ウエストだと苦しくなりますし、
ゆるんでくるので注意しましょう。あわせは右前です。
●作るとしたら???
やっぱり多少高くても、絹(シルク)素材がおすすめ。
誂えでサイズを測ってもらいましょう。
おそらく何着も作らないことが多いので、「とっておきの一枚」にする事が
ベストだと思います。
もちろん、ポリエステル素材や既製品(Mサイズ、Fサイズで出来上がっているもの)
もあります。ただし「羽織も帯も、足袋も何も持っていない」と結構な金額が必要になってきます(泣)。
次回の後編は、ちょっとした用語の解説と男きものの種類についてご紹介します。