永く培われてきた価値というのはその場限りではないのです。 中古であっても、きものは「抵抗なく」「安心して」着ることができる部分があります。 これは、私達が恩恵にあずかれる素晴らしい利点です。 元来、ハサミを入れる部分を少なくして縫い合わせる 合理的な衣服ですから、「仕立て直し」「三代着られる」という言葉があるんですね。 大げさにいえば、循環型社会、21世紀アイデンティティに適している?かも? ・・・使い捨ての着物っておかしいですからね。
古着の大きなポイントは「手軽なお値段」です。 お値打ちに手に入れて、気軽に使うのも良いですし、リフォーム・リメイクにお金をかけるのも自由。 (気分的には丸洗いして、寸法を直したいので)状態によってケースバイケースですが、 やっぱり一般的に安く使うことができます。 また、古着は使い込んだ風合い(愛情をこめて長年着古された感じ) に独特の良さがあります。 例えばGパンや革製品。自然の風合い、変化を楽しんでますね。 きものも使い込んでほしい・・・ 藍染め、辻が花染めなど何十年先も楽しみと思います!
さて、古着ブームは「現在のトレンドにないデザイン」を求める流れです。 「いま着ても全然おかしくないものでは意味がない」 ・・・・和服も洋服も古着に新鮮さを感じる点で一緒です。そして 「いま着ても全然おかしいと思わない(自然に着こなしたい)」 「ステキなきものを探していたら、古着だった」という気がします。
リサイクルできます、だから「きものは買っても(^^)、損しません。」ちょっと我田引水?
アンティークきものについては、次回もう少し掘りさげてお話ししたいですね。
当店では古着のサイズ直し、リフォームを致しております。
また、タンスに眠った着物の買い取りもしていますのでどうぞご相談下さい。
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