着物のファッションコーディネイト。 和服では自信がない人も多いのではないでしょうか。 今回はそのヒント(要所&テクニック)をご紹介します。 もちろんお洒落は自由ですし、(難しいことを知らなくても)実際には結構センスが良いかたが 多いです。最後のキメ手は自分のバランス感覚!? 過去のコラムも参考に「TPOの基礎知識」 ・「セオリーについて」
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◆color「補色」 | たとえば、着物と帯がお互い 引き立てあうように、補色を意識して選ぶことがあります。 (例:ゆかたなら、紺地ゆかたに赤や黄色の帯がオーソドックスです。) 長襦袢、八掛けの色選びなど、チラリと見える場所ではインパクトが出せます。 礼装着物にあわせる帯はゴールド、シルバーの地色が定番です。 |
◆color「選択」 | 着物に使われてる色目から ひと色選ぶのもスッキリまとまります。 (帯〆・帯揚げ・八掛け選びで有効です。) 選択は統一感をもたせるコツです。これは色に限らず、全体を調和させて「魅せる」ポイントです。 (応用のその5を参照) |
◆color「濃淡」 | 例えば着物が紫なら、淡い紫色の帯で、同色濃淡(逆もアリ)に してみるとモダンな雰囲気になります。重ね衿にも使えるテクニックです。 また、普段の洋服では選ばないようなピンク色でも、このワザが使えます。 彩度をおとした「グレイッシュピンク」なら 好感度の良い「ちょい甘」な女性らしさを演出できますよ。 |
◆「季節」と「物語」 | デザイン、モチーフに季節を合わせると、 さらにポイントアップ。 上級者は、お互いに関連づけたストーリーを持たせる等の技があります。 たとえば、ウサギ柄の着物に、雪輪柄の名古屋帯とか。テーマを考えてみましょう。 |
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◆雑誌を見るのが一番!
ふりそで・浴衣は流行のセンス、感覚を養いましょう。 また、右にあげたポイントを意識して雑誌を眺めると勉強になります。 |
◆足し算、引き算。
振袖のコーディネイトには、髪飾りや小物類にさまざまなモノを付け加えています。
これは豪華な晴れ着を演出するためです。
若い世代では、ゆかたにも同様の「勢い」が見られ、最近の傾向です。
ところで、コーディネイトは足し算ばかりではありません。
色無地や紬など、味わいのある着物には、引き算のコーディネイトが有効です。
(シンプル、上品さがアップします。)
行き過ぎると「お水系」「ギャル系」の雰囲気がでてきます。
昔から、行き過ぎ(粋すぎ)は逆効果、帰って来れないといいます。ご注意をw
◆メリハリの付けかた
◆帯合わせ
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◆意匠(いしょう)を見る 意匠とはデザインに意味を持たせた物。吉祥文様などがあります。 着物の意匠を意識して使用する場、TPOに応じて使い分けすると無限に幅が広がります。 例、長寿のお祝いと亀の意匠。夫婦のお祝いに鴛(おしどり)。 |
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◆太った人の場合・・・ | 紺、朱色など濃い色目。 はっきりしたデザインの着物が似合います。 大きなデザインはさけた方が無難でしょう。 | ||||
◆細身の人の場合 | 明るいやわらかい中間色。大柄の着物、胸に柄のないもの、 タテ柄の着物など、体の線をすっきり見せる。また、大島のように生地にハリのある紬を着るとカバーできます。 | ||||
◆背の低い人 | 中間色、小柄で総模様のものが良く似合います。
帯が強烈で上半身と下半身を分断するのはマイナス。とけこませるように。 | ||||
◆背の高い人 | 上前に大きな柄があるものや胸に柄のあるもの。
洗濯板(失礼)体にメリハリがない人は大柄なデザインが良く合います。 | ||||
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◆基本を忘れずに ユカタは夏の風物詩 |
さまざまなデザインがありますが、 まずは「着付け」が大事です。浴衣らしい、短めの丈で装いましょう。 (足のくるぶしが見える位)。涼しげに下駄をカラコロ音を立てて、 小粋な巾着にハンカチや手拭いを忘れずに。また、衣紋を必ず抜きましょう。 夏は特に「首すじ」「うなじ」をゆったりと出すと涼しく感じられます。 ポニーテールの髪型などは魅力をアップさせますね! | ||||
◆きものコーディネイトを 取り入れて |
帯を「変わり結び」するのが最大のポイントです。ユカタはお洒落でも帯で損をしている事が多く残念に感じます。
昨年と同じ帯でもOK、結び方で差がつきます!
また、あえて名古屋帯(夏用)を合わせると上級者。
レトロな着物風に・・・長襦袢や半襦袢、半襟を使ったり、
帯じめ&帯留めでアクセントを付ける、足袋と夏用の草履をあわせる等。
ここまでこだわれば、ユカタがランクアップします。上品な<きもの夏スタイル>として、昼間からの
お出かけ(ランチビュッフェや美術館なども大丈夫)ソシアルな装いになります。
◆自由な発想 |
かんざしではなく、髪飾りを使うとか、
かんざしを扇子のように帯に差し込んでみたり。サンダル・ミュールで和洋折衷を
目指すのも面白そう。若い子だったら、レースを縫いつけると可愛いですね(袖口、襟元、帯まわり)
| ◆最後はやっぱり原点回帰 |
浴衣らしい、涼しげな季節感を取り入れるのが好感度ナンバー1です。
昔のように昼と夜でゆかたの色を使い分ける、6月や8月でデザイン・モチーフを変える、
例えば初夏は紫陽花、お盆の頃にはトンボ。
これが「さりげない大きな違い」だと思います。
夏の花、ナデシコで「大和撫子」を気取るのもステキです。
昼は濃い色ベースのユカタでキリリと装い、夕方からは白色ベースでハッキリと目立つ装い。
これが基本ですが、逆に昼間から白色だと少し艶っぽい印象になります。
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